【2025年版】中古ラックサーバのすゝめ(1U編)

ラックサーバを導入したいけど、予算で悩んでいませんか?
最新モデルは高価ですが、中古市場には性能・安定性ともに信頼できる“王道”のモデルが数多く出回っています。
本記事では、2025年現在、中古市場で特に多く流通しているラックサーバを1Uに絞ってご紹介します。

目次

中古サーバという選択肢

企業や研究機関でITインフラを整える際、まず思い浮かぶのは新品サーバの導入かもしれません。
しかし、近年は 「中古サーバ」 を選ぶケースも増えています。コストを抑えつつ十分な性能を確保できることから、スタートアップや検証環境、大規模導入の一部用途などで活用される場面も少なくありません。

中古サーバには明確なメリットがあります。

  • 導入コストの大幅削減:新品(同等スペック)の数分の一で購入可能
  • 短納期で入手できる:比較的短納期での導入が可能
  • 性能的にまだ十分現役:数年前のメインストリームはでも力を発揮

一方で、注意すべきデメリットも存在します。

  • メーカー保守が終了している場合が多い(販売店によって個別保証)
  • 最新OSやソフトとの互換性に課題がある可能性(メーカーレポートがない場合がある)
  • 中古ゆえの故障リスク

こうしたメリット・デメリットを理解した上で、自社の利用目的に合っているかを判断することが重要です。
中古サーバは「低コストで実用的な環境を素早く構築したい」というニーズに、十分応えられる選択肢といえるでしょう。

中古市場でよく出る王道1Uサーバ

現在の中古市場で安定的に出回り、導入実績の多い1Uサーバは以下の3モデルです。
中古の選定で迷う事があれば、下記モデルから選ぶのがおすすめです。

1. DELL PowerEdge R640

  • CPU:最大2×Xeon Scalable(第1~2世代)
  • メモリ:最大512GB DDR4 Reg ECC
  • ストレージ:最大10×2.5インチ(SAS/SATA/NVMe対応)8ベイモデルでの流通が多い
  • 特徴:最近になって流通量が一気に増えたモデル。新品パーツの個別発注が難しい為、純正での拡張性は△

2. HP ProLiant DL360 Gen10 当店イチオシ!

  • CPU:最大2×Xeon Scalable(第1~2世代)
  • メモリ:最大768GB DDR4 Reg ECC
  • ストレージ:最大10×2.5インチ(SAS/SATA/NVMe対応)8ベイモデルでの流通が多い
  • 特徴:中古流通が安定しており、新品純正パーツも個別発注可能なため、拡張性◎(一部EOLあり)

3. 富士通 PRIMERGY RX2530 M4

  • CPU:最大2×Xeon Scalable(第1~2世代)
  • メモリ:最大512GB DDR4 Reg ECC
  • ストレージ:最大10×2.5インチ(SAS/SATA/NVMe対応)4べイモデルでの流通が多い
  • 特徴:中古市場での流通は疎ら。4ベイが殆どの為、ディスクの大量増設には向かない。故障が少ない印象

補足:前世代モデル

少し古い世代の1Uサーバも、コストパフォーマンスや用途によっては魅力的。
一方で、製造年数がたっているものが多く、パーツ劣化や故障に注意が必要です。

DELL PowerEdge R630

  • CPU:最大2×Xeon E5-2600 v3/v4
  • メモリ:最大512GB DDR4
  • ストレージ:最大8×2.5インチ(SAS/SATA対応)8ベイモデルでの流通が多い
  • 特徴:コストパフォーマンス良好。流通はだんだんと減少傾向にあるので注意△

HP ProLiant DL360 Gen9

  • CPU:最大2×Xeon E5-2600 v3/v4
  • メモリ:最大768GB DDR4
  • ストレージ:最大10×2.5インチ(SAS/SATA対応)8ベイモデルでの流通が多い
  • 特徴:コスパは非常に良いが流通が少量の為、今買うならGen10がおすすめ。

中古1Uサーバ選びのポイント

  1. 用途を明確にする
    仮想化、データベース、Webサーバなど、用途に応じてCPUやメモリ構成を選びましょう。
  2. 拡張性を確認する
    将来的なアップグレードを見据え、メモリスロットやストレージベイの数をチェック。
  3. 販売店の保証を確認する
    中古品は保証やサポートが販売店によって異なるため、購入前にしっかり確認しましょう。

まとめ

モデル特徴
DELL R640流通量が増加傾向。カスタムパーツの入手性×。
HP DL360 Gen10流通量が安定。新品純正パーツも個別発注可能。
富士通 RX2530 M4流通量にむらがある。4ベイディスクの可能性高。
DELL R630コストパフォーマンス良好。流通は減少傾向。
HP DL360 Gen9コスパ◎だが、流通が少量。Gen10がおすすめ。

いかがでしたでしょうか?
中古のメリット・デメリットを理解する事で、コストを抑えつつ新たな選択肢を増やす事ができます。
中古サーバを導入の際は、流通の多い王道のモデルをチェックしてみてください!


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