汎用PCIeスロットでNVMe U.2 SSDを活用! HP WorkStation Z4 G4で認識検証

前回の検証から、今回は人気のワークステーションでNVMe SSDを試す

前々回の記事「汎用PCIeスロットでNVMe U.2 SSDを活用!変換カード導入と2機種での初期検証レポート」

前回の記事「汎用PCIeスロットでNVMe U.2 SSDを活用! HPE ProLiant DL360 Gen10で認識検証」

では、PCI Express変換モジュールを使って、PRIMERGY TX1310M5・ProLiant DL360 Gen10上でNVMe SSDが認識できるか検証を行いました。

今回は、弊社でも人気の高いワークステーションモデルの一つである「HP WorkStaion Z4 G4」で、同様にNVMe SSDが認識・動作するかを検証してみました。

HP WorkStaion Z4 G4は、Xeon Wプロセッサーを搭載可能で、メモリも8スロット利用可能、NVIDIAのGPUカードを搭載できるため、中古であってもリーズナブルな価格でハイスペックな構成が可能。CG制作やCAD/CAMでご利用のお客様にお求め頂いております。

このワークステーションでストレージ性能をアップするためには、NVMeのZ Turboドライブを搭載できますが、容量は1TBがMAXとなっております。

巨大な映像データ編集の際には高速なNVMeが必須となります。これまで、お客様からNVMe SSDを搭載できるかというお問い合わせを多数いただいておりましたが、Z TurboはM.2規格のため、容量に限界がありました。

そこで今回、このPCIe変換モジュールを使用することで、ボトルネックとなっていたストレージパフォーマンスを向上させることが可能か、実際に検証を行いました。

HP WorkStaion Z4 G4での検証結果

ご覧の通り、PCIeスロットへ変換モジュールを取り付け、NVMe SSDを搭載しました。

結果はどうだったでしょう?BIOS上では問題なく認識されているようです。

今回は、Windows11を搭載済みのZ Turbo上からブート。増設用として装着しました。ディスクの管理上で問題無く認識出来ております。

おなじみのベンチマークソフト「CrystalDiskMark」も実行したところ、前回のTX1310M5と同様に、PCIe Gen3 x4のパフォーマンスをしっかりと発揮できていることが確認できました。

これにより、Z Turboでは容量が不足していて高速の映像処理にお困りのクリエイター様、巨大ポスターと言った画像を修正時に高速なデバイス上で処理を行いたかったクリエイター様も、よりスムーズに運用できるようになるでしょう。

ご利用にあたっての注意点

ただし、本デバイスはメーカー非公式の製品として扱われる点にご留意ください。

長期的な運用や高負荷環境下での動作検証は未実施のため、基幹システムのようなクリティカルな環境でのご使用はお控えください。お使いになる場合は、必ずバックアップを取得した上で、ご自身の判断でご活用いただくことを推奨いたします。

NVMe搭載モデルのご案内

今回検証に用いたNVMe SSDを搭載した中古 Z4G4もご用意しております。詳細はお気軽にお問い合わせください。

Xeon W-2145 3.7GHz 8Core 16thread

64GB MEMRY 8GBx8

NVMe 256GB

NVMe 7.68TB

NVIDIA RTX4000 8GB

Windows11 Pro インストール

商品の選び方・カスタマイズのご相談も承っております!

tel:03-3233-8010

受付時間:9:00~17:30(定休日:土曜・日曜・祝日)

記事のシェアはこちらから
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次