【検証】HPE StoreEasy 1570にWindows Server 2025 Standardを導入してみた
いつもおっとサーバをご愛顧いただき、誠にありがとうございます。
本日は、HPEのNAS製品「StoreEasy」について、当店独自のカスタム検証レポートです。
デフォルトのStoreEasyと今回のカスタム内容
HPE StoreEasyは、中小規模から大規模まで幅広く利用される人気のファイルサーバーです。
初期状態では Windows Server 2022 IoT がインストールされており、NAS用途に最適化されています。
しかし、当店ではこの環境を カスタムして通常のWindows Server 2025 Standard を動かせるかを試してみました。
つまり、NAS向けOSから一般サーバOSへの“アップグレード的検証”です。
使用した筐体と基本スペック

HPE S2A26A StoreEasy 1570
基本スペック: |
CPU:8コア8スレッド Xeon Bronze 3408U 1.8GHz / 22.5MB メモリ:16GB (1x16GB) PC5-38400 Reg DDR5-4800 / 最大256GB ストレージ:3.5インチ NL-SATA 4TB x4(RAID10構成) RAIDコントローラ:Broadcom MegaRAID MR408i-o Gen11 NVMe/SAS 12G ネットワーク:BCM5720 1000Tx2 オンボード 管理ポート:iLO6 1ポート 電源:500W ×1(最大2基) 保証:3年間翌営業日訪問修理 |
カスタム手順:IoT版からServer 2025へ

まずはWindowsServer2025のISOイメージが入った、ブートの用のUSBメモリを読み込ませてみます。
USB-Aは、フロントベゼルを空けた上段に2ポート、リアに2ポートありあます。

無事インストーラーが起動しました。

今回はStandard EdditioのGUIにて進めていきます。
ディスクも問題なく認識しました。(AHCI構成)
ドライバと起動確認

OSセットアップ完了後、再起動を行いましたが問題なく自動で起動。

ディスク管理画面も正常に動作し、破損ファイルやOSの不具合も確認されませんでした。
ただし、デフォルト環境ではHPEラピッドセットアップ用ドライバが含まれていないため、起動後にチップセットやRAIDコントローラ用のドライバ不足が表示されました。

StoreEasy 1570用のドライバは公式には存在しませんが、HPE ProLiant ML350 Gen11用ドライバを流用することで解決可能です。
▼ドライバダウンロードはコチラから(Support Center HPE PrioLiant ML350 Gen11 )
https://support.hpe.com/connect/s/product?language=en_US&kmpmoid=1014696172&tab=driversAndSoftware&driversAndSoftwareFilter=8000113&viewCritical=false&driversAndSoftwareSubtype=9000214&environmentType=2200014
検証のまとめ
今回の検証でわかったことは以下の通りです。
- デフォルトの Windows Server 2022 IoT から Server 2025 Standard へのカスタムインストールは可能
- GUI版でも安定して起動、ディスク・ネットワークとも正常動作
- ドライバはML350 Gen11用を流用すれば問題なし
つまり、StoreEasyはNAS専用OSだけでなく、一般的なWindows Server用途でも柔軟に利用できることがわかりました。
商品情報
今回検証に使用したのは HPE StoreEasy 1570。
Windows Server 2025 Standardとセットになったモデルを、当店では 在庫限定特価 で販売中です。
- HPE StoreEasy1570 4TBx4 RAID5 WS2025STD インストール済み
https://www.pcserver1.jp/category/SALE/S2A26A_Z_2025.html
在庫わずかですので、お早めにお問い合わせください。


商品の選び方・カスタマイズを承っております! 【コンピューターのおっと】
その他、気になる商品がございましたら以下の赤いボタンからお問い合わせください。
受付時間:9:00~17:30
定休日:土曜・日曜・祝日