【導入事例】中古ProLiant DL360 Gen10でLLM検証環境を構築
今回は、弊社で取り扱う 中古サーバ HPE ProLiant DL360 Gen10 を使った、LLM(大規模言語モデル)検証用環境の導入事例を
ご紹介します。
最新のAIモデルを検証・学習するためには高性能サーバが必要ですが、中古サーバでも十分に性能を引き出すことが可能です。
導入背景
お客様は、以下のような課題を抱えていました:
- LLMの学習・推論を試すための検証環境が欲しい
- コストを抑えつつ、高速なGPU環境を確保したい
- データやモデルを安全に扱えるオンプレ環境が必要
そこで、中古の ProLiant DL360 Gen10 をベースに、最新GPUを組み合わせて検証用サーバを構築しました。
導入サーバのスペック(中古ベース)

CPU:Intel Xeon Gold 6142 2.60GHz 16C/32T ×2
メモリ:192GB DDR4 PC4 Reg ECC
ストレージ:SATA SSD 480GB ×8台(RAID5構成、新品)
RAIDコントローラ:SmartArray P408i-a SR
GPU:NVIDIA L4 24GB(新品)
ネットワーク:1000T 4ポート
管理機能:iLO5
電源:800W ×2(最大2基)
付属品:ラックマウントレールキット、電源ケーブル×2

本体は中古ですが、SSD・GPUは耐久性も考慮し新品で構成しています。
導入効果
1. LLM検証環境として十分な性能
NVIDIA L4 GPU ×1 と大容量メモリにより、最新の大規模言語モデルも検証可能。
モデルの学習や推論をスムーズに実施でき、検証サイクルを大幅に短縮できました。
2. コストパフォーマンスに優れる
中古ベースのため初期コストを抑えつつ、GPUやSSDなどの主要パーツを新品で導入。
コストを抑えながらも、実運用レベルの検証が可能です。
3. 安定したRAIDストレージ
RAID5構成のSSDにより、データの耐障害性を確保しつつ高速I/Oを実現。
大規模モデルでもボトルネックになりにくく、検証作業がストレスフリーに。
4. 運用管理が簡単
iLO5によりリモートでサーバ監視やBIOS設定、電源操作が可能。
検証環境でも管理負荷を最小限に抑えられます。
導入後の声
お客様からは次のような感想をいただきました
まとめ
中古サーバ ProLiant DL360 Gen10 とGPUを組み合わせることで、
- LLMの学習・推論検証環境を低コストで構築
- 高速SSDとRAID5でデータの安全性と速度を確保
- 大容量メモリで複数モデルの検証も安定
という、LLM検証向けの理想的な環境を実現できました。
検証環境の導入をお考えの方へ
今回ご紹介した構成は 中古サーバ本体+最新GPU・SSDの新品パーツ を組み合わせた、実運用レベルの検証環境です。
もし「自社でも同じような環境を試したい」とお考えであれば、下記リンクから購入ページをご覧いただけます。
必要なパーツや構成のカスタマイズもご相談可能です。