PRIMERGY TX1310M5とはどんな姿・形状をしているのか!?

いつもおっとサーバ店をご愛顧いただき、誠にありがとうございます。
今回は、富士通より国内人気サーバPRIMERGYシリーズより、エントリークラス
タワー型サーバ”TX1310 M5”を詳しくレビューします。
◎今回使用する「PRIMERGY TX1310 M5」の仕様・スぺック
CPU | 2コア:4スレッド:Pentium Gold G6405 4.1GHz:4MB |
マザーボード | Intel® C256 チップセット |
搭載メモリ | DDR4-3200 8GB UDIMM x1 |
グラフィック | インテル® UHD グラフィックス 610 |
HDDベイ数 | 4 (ホットプラグ非対応) |
電源 | 250W 80PLUS® Gold認定 |
標準保証 | 1年間翌営業日以降訪問修理 |
TX1310 M5は富士通のエントリークラス タワー型サーバです。
加速度的にサーバの価格が高騰していく中で、 エントリークラスとして安さを保っている商品となります。
※2025年7月現在、本モデルは販売終息いたしました。
Xeonモデルは現在も販売を継続中でございます。
◎PRIMERGY TX1310M5の外観

外形寸法は 横18cm×奥行31.3cm×高さ37.4cmと前モデルTX1310M3と同じです。
新)TX1310M5 旧)TX1310M3
前モデルに比べて、筐体フロントパネル部分のデザインが一新され、鍵付きの取り外し式パネルを外す事で電源ボタンを押せる仕様になりました。
セキュリティ面で向上があったものの、このフロントパネル部分が非常に取り外しにくく、
無理やり外そうとするとパネルのツメが折れてしまいそうなので、注意しながら外して下さい。

フロントパネルを外すとUSBポートがあり、前モデルまではType-A 2ポートだったものが、Type-A(USB3.2 Gen1x1) 1ポート+Type-C(USB3.2 Gen2x2) 1ポートに変更されています。
*写真はPentiumモデル
リアパネルのインターフェイスは下記の通りです。
ディスプレイポート×1、Gen2x1 Type A×2、USB2.0 Type A×4、LANport(1000BASE-T)×2
※Xeonモデルは上記に加えて、iRMCポート×1、D-sub15ピン×1が追加
キーボードマウスに加えて、外部ストレージなどUSBポートを利用する上で、これだけあれば申し分ないと思います。また、マザーボード上にType-A Gen1x1が1ポートあるため、ブート用USBストレージを搭載する事も出来ます。
◎マザーボード仕様・搭載パーツ
*フロントベイ収納時 *フロントベイ引き出し時
TX1310M5はミニタワサイズのサーバという事もあり、内部はかなりぎっしり詰まっています。
前モデル同様、筐体底面に3.5inchドライブベイが2スロット、フロントパネルを開けると、
引き出し式の3.5inchドライブベイが2スロットの合計4スロット搭載しています。


マザーボードにはM.2スロット(SATA)が2箇所あるのですが、ネジ不要のピンで固定取付方式に変更となっており、使用してみたところ非常に取り回しがしやすい印象でした。
※SATA規格という事もあり、NVMeストレージはBIOS上で認識されませんでしたが、
Windwos上では認識されるので、サブストレージとしては利用できるかもしれません。
実際にKIOXIA KXG60ZNV256Gで試してみたところReadで約1,700MB/sと、そこそこの速度が出ていました。(SATA SSDの3倍程度)
*CrystalDiskmarkで測定
*本検証は富士通サポート対象外となりますので、自己責任のもと実施お願い致します。
ここまでTX1310M5のレビューをおこなってきましたが、総評としてはコスパの面でとても良好といった印象です。
また、若干使い勝手の部分も一部改善の余地はありますが、金額を考えると大変考えられた設計になっていると思います。
TX1310M3以前のモデルからリプレイスをお考えの方はもちろん、新しく自社用・自宅用サーバをお考えの方は、是非一度ご検討してみてはいかがでしょうか?
おわりに
TX1310 M5は、コストパフォーマンスと拡張性のバランスに優れた1台であることが確認できました。エントリー向けながらも確かな基本性能を備えており、用途に応じた構成で十分に活用できるでしょう。今後のアップデートに注視していきたいところです。
特に2025年7月からはWindows Server 2025の対応も始まりました。必要なTPMは?どのくらいのストレージが有ればよい?などの疑問にも回答可能です!是非一度、ご希望のサーバをご検討してみてはいかがでしょうか。よろしければ、以下のボタンから今回ご紹介したサーバをご覧いただけますと幸いです。