SSDが話題になっていますが、サーバ用としてはどうなのか?当店で検証を行い、SATA HDD / SAS HDD との比較を表にしてみました。
サーバの比較検討に利用する材料としてご利用ください。
| SATA HDD | SATA SSD | SAS HDD | |
|---|---|---|---|
| 価格 |
低価格で大容量を実現 サードパーティ製HDDを利用すればさらに安価に |
MLCの小容量モデルは安価な製品もあり SLCモデルはとても高価 |
比較的高価なRAIDカードやHBAが必要 ディスク自体も新品は高価 |
| 容量 |
1台で 2TB(3.5インチ)まで対応可能 ※3TBは一部機種のみ対応 |
MLCでも64~256GB前後が主流 大容量モデルはとても高価 |
15krpmでも600GBまで対応可能 |
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速度 ベンチマーク結果 |
ランダムアクセスがとても遅い |
高速だが、データ容量が増えると、速度が大きく低下することに注意が必要 ベンチマーク結果のばらつきが激しく、不安定 |
ランダムアクセスでSSDに劣るが、安定して高速 |
| 耐久性 |
平均故障間隔 30~50万時間 故障リスクを考慮した運用が必須 信頼性を増したニアラインSATAもあり |
書換回数10~100万回 アクセスの多いサーバには不向き |
平均故障間隔 100~180万時間 5年以上の運用にも耐えられます |
| 信頼性 |
1日8時間の運用を前提とした設計 基本的にパソコン用なので、サーバ用途での高負荷は厳しい |
セルの寿命でデータ化け、空き容量が減ると動作が不安定に 運用にコツが必要 |
24時間365日を前提とした設計 連続した高負荷にも耐えうる、抜群の信頼性 |
| 消費電力 |
一般的なPC向けHDDと同程度。 |
駆動部品が無いため、消費電力も低め。 |
特に高速回転モデルでは、消費電力も高め。 |
| 動作音 |
特に低回転モデルでは比較的静か |
可動部がないため、無音 |
高速回転モデルでは、かなりの音が発生 |
| 得意分野 |
ファイルサーバなどにオススメ 速度より容量が必要な場合 コストを優先する場合 |
静音サーバなどにオススメ 速度は速くても、容量や書換回数を考慮する必要あり アクセスの少ないサーバ向け |
データベースや、クリティカルなサーバにオススメ 速度はSSDに及ばないものの、データ量が増えてもアクセス速度が安定 信頼性はダントツ。”落ちたら困る”場合はこれで決まり |
| おすすめのサーバ |
PRIMERGY TX100 HP ProLiant ML110/ML115 ほか |
PRIMERGY TX100 Supermicro Atomサーバ ほか |
HP ProLiant DL360/380 IBM System x3550/3650 DELL PowerEdge 1950/2950/R410 ほか |
話題のSSDですが、動作が不安定な場面が多く、特にアクセスが多い環境における信頼性はあまり高くありません。
ただし、とても静かです。静音重視、低消費電力重視のサーバにおすすめ。RAID1での運用を強くおすすめします。
SLCタイプのSSDは、さらに速度が上昇し、信頼性も上がっているのですが、とても高価です。
サーバメーカー純正SSDもありますが、たとえばIBM製 50GB SSDが157,500円と、あまり現実的な価格ではありません。通常は、サードパーティ製のSSDをお勧めします。
SATA HDDの信頼性は高くありませんが、RAIDの構築で、ある程度カバーすることができます。
高温やアクセスの多い環境に弱いため、そのような場合では、予備ハードディスクの準備をお勧めします。
メリットは何といっても、安価で大容量なことです。3.5インチSATA HD 1台でも2TBほど利用できますが、HDDを複数台搭載可能な大容量ストレージと組み合わせることで、さらに容量を稼ぐこともできます。8TB、16TB、32TB、100TBも構築可能。
ストレージロボットDroboもご検討ください。
SAS HDDは、ベンチマークの数値も安定して高く、信頼性も高めで、高性能高信頼を要求するミッションクリティカルなサーバ向けのハードディスクとして最適です。
ランダムアクセスの速度ではSSDに劣りますが、高負荷時においても、とても安定しています。特にデータベース用のディスクとしてお勧めです。
大容量SAS HDDは価格も高くなってしまいますので、容量を稼ぎたい場合は、SATA HDDとの組合せをお勧めします。