カテゴリー: tech
・本体にHDDが3台以上搭載されている。
・FreeNAS 0.7.1 stable (AMD64)がインストールされている。
新世代のRAID「RAID-Z」で高速ストレージを構築しよう(1)と、PRIMERGY TX100とFreeNASで、超かんたん格安静音ファイルサーバを構築しようの記事を、あわせてご覧ください。
・FreeNASのZFSは多くの本番環境で運用されていますが、記事執筆時点では、基本的に「実験的」リリースです。自己責任でご利用ください。
(FreeBSD 8.0ベースのFreeNASでは、ZFSがv13となり、プロダクションレベルに達しています)
メニューの[ディスク]→[マネージメント]から、ディスクを追加。
マウント時にファイルシステム事前フォーマットを「ZFS storage pool device」にしておく。
ここからは、メニューの ディスク→ZFS を開いて作業します。
[プール]タブの[仮想デバイス]を選択
名前:仮想デバイスの識別名称を入力
タイプ:(RAID-Zは「シングルパリティRAID-5」。RAID-Z2は「ダブルパリティRAID-5」を選択)
デバイス:RAID構築するディスクを選択します(3台以上)
[プール]タブの[マネジメント]を選択
名前:プール名
仮想デバイス:先ほど作成した仮想デバイス
こうなればOkです。
サイズがRAID構築に利用したディスクを単純に合計したぶん(つまり、パリティの容量を考慮しない)表示されています。
[データセット]タブの[データセット]を選択
名前:データセット名(マウント名称になります)
プール:先ほど作成したプール名称
圧縮:通常はOFFで利用します。
ディスク領域が少ない場合は"gzip-9"等と指定するとディスク圧縮機能が働きますが、パフォーマンスが低下します。圧縮率は9段階で指定可能。
こうなればOkです。
メニューの、[サービス] > [iSCSIターゲット] を選択。
デフォルトのままで、右上「有効」のチェックを入れ「保存して再起動」をクリックします。
[ターゲット]タブの[エクステント] 右下の + をクリック。
エクステント名:iSCSIエクステントの識別名称
タイプ:ここでは「ファイル」を指定します
パス:ディスクイメージのパスを指定します
ファイルサイズ:このiSCSIエクステントに割り当てるディスク領域を指定します
※ここの容量を2TB以上に設定すると、Windows 2000/XP/2003(nonSP)等でマウントできません。これらのOSで利用する場合は、2TB未満の容量を指定してください。
[ターゲット]タブの[ターゲット] 右下の + をクリック。
エクステントの設定
基本的にデフォルト設定のままで「保存」をクリック。
これでiSCSIの構築は完了です。
Windowsマシン等からマウントして利用することができるようになりました。Microsoft iSCSI Software Initiatorを利用すれば、このiSCSIボリュームをマウントできます。
(パフォーマンスを発揮するには、専用iSCSIカードの導入をおすすめします)
ここからは、VMWare vSphere Clientでの作業になります。

VMWare vSphere Clientを起動したら、[構成]タブ の [ハードウェア] → [ストレージアダプタ]をクリック。そして、iSCSIソフトウェア・アダプタを選択して「プロパティ」をクリック

[構成...]をクリック

[有効]にチェックを入れ、OKボタンをクリックしてウィンドウを閉じる。
その後[動的検出]タブの[追加]をクリック

構築済みのFreeNASサーバのIPアドレスを入力
「ホストバスアダプタを再スキャンすることをお勧めします」というダイアログが出るので、「はい」をクリック。

iSCSIターゲットが表示されます。

[ストレージ]の[ストレージの追加]をクリック。

ディスク/LUNを選択。

先ほど構築したiSCSIターゲットを選択

ディスクが検出されるので、そのまま「次へ」をクリック

データストア名を入力

デフォルトのまま「次へ」をクリック

「終了」をクリック

これで、仮想マシンにiSCSIディスクを指定可能になりました。
サーバ本体のHDDには限りがあります。いくら大容量のメモリと高速CPUを搭載していても、ストレージに限界がくれば、新しい仮想マシンを作成することはできません。
そのような場合でも、このようにiSCSIで外部ストレージを接続すれば、ストレージ問題を解決することができます。
iSCSIストレージは難しくありません!RAID5で高いパフォーマンスを発揮しようとすると、どうしてもRAIDカードなどのコストがかかってしまいますが、それもFreeNAS + RAID-Zを使えば解決です。
当店にご相談いただければ、このようなソリューションに最適なサーバをご提案させていただきます。
仮想サーバとストレージは、ottoserverにご相談ください!
ファイルサーバに最適な、静音・小型・低価格サーバ!
CPU は非力ですが、そのぶん省電力で、ファイルサーバなら必要充分です。
節電サーバとしてもおすすめ。
クアッドコア Xeon 搭載のエントリーサーバ。扱いやすい人気機種です。
カテゴリー: tech
現在、ストレージシステムで広く利用されているRAID-5には、以下の欠点があります。
これらの問題を解決するのが、新世代のRAID「RAID-Z」です。

RAID5の場合
RAID-Z (メモリ8GB)の場合

(参考)メモリ1GBの場合
(参考)メモリ512MBの場合
| iSCSI接続での書き込み速度ベンチマーク | |||||
|---|---|---|---|---|---|
| Seq/Read | Seq/Write | Random (512k) | Random (4k) | Random (4k/QD32) | |
| RAID5 | 58.03 | 22.30 | 18.42 | 0.699 | 0.278 |
| RAID-Z 8GB RAM | 91.99 | 62.47 | 43.44 | 4.206 | 0.753 |
| RAID-Z 1GB RAM | 81.12 | 44.49 | 23.96 | 0.811 | 0.419 |
| RAID-Z 512MB RAM | 68.35 | 16.76 | 9.187 | 0.652 | 0.366 |
メモリ8GBの場合は読み書きがすべて大きく高速化されています。
512MBの場合は逆に速度が落ちてしまいました。RAID-ZはZFSを使用するため、大容量のメモリが必要です。
(ちなみに、一般的には「最低2GBのメモリが必要」と言われているようです)
RAID-Zの導入には、以下の環境が必要です。

今回の記事を簡単にまとめると、以下のようになります。
・RAID-Zは、RAID5を改良したもの。次回は、VMWareにFreeNASで構築したRAID-ZストレージをiSCSIで接続し、iSCSIストレージに仮想マシンをインストールします。
ファイルサーバに最適な、静音・小型・低価格サーバ!
CPU は非力ですが、そのぶん省電力で、ファイルサーバなら必要充分です。
節電サーバとしてもおすすめ。
カテゴリー: tech
仮想化導入の際、VTテクノロジを搭載していない、古いCPUを搭載したサーバへの導入を検討しているお客様もいらっしゃると思います。そこで気になるのがパフォーマンス。
実際にVTテクノロジの有無で、どの程度パフォーマンスが変化するのか、当店で実験してみました。
ベンチマークにはCrystalMark 2004R3を利用。仮想サーバにはVMWare ESXi 4.0を使用しています。
※条件をそろえるため、仮想マシンに割り当てるCPUはそれぞれ1つ、RAMは1GBずつで統一しています。OSはどちらもWindows Server 2003です。
結果は以下の通りです。
| PRIMERGY
TX100S1 カスタム Pentium DC E5200(2.5GHz), RAM 2GB | x3550M2 Xeon E5540(2.53GHz), RAM 2GB | ||
|---|---|---|---|
| 54247 | 90134 | ||
| ALU | 12240 | 11904 | 0.97倍 |
| FPU | 12966 | 12474 | 0.96倍 |
| MEM | 11325 | 15291 | 1.35倍 |
| HDD | 6128 | 27205 | 4.43倍 |
| GDI | 4917 | 9292 | 1.88倍 |
| D2D | 4316 | 12168 | 2.81倍 |
| OGL | 1355 | 1800 | 1.32倍 |
「CPUやメモリの速度だけを見るとほとんど差がなく、I/Oに大きく差が出る」結果となりました。
ここから「DNSサーバなど、負荷(特にディスクアクセス)の少ない分野においてはVTテクノロジの影響は少ないが、データベースサーバなど、I/O負荷の大きい分野ではVTテクノロジは有無はパフォーマンスに大きく影響する」ことが推察できます。
(GDIやDirectXの速度にも大きく影響することから、ゲーム等の分野にもVTテクノロジは重要と言えます。たとえば64bit
Windows7で動作しない、古いゲーム等を動作させるために仮想化技術(VMWare Playerや、Windows
XPモード等)を使用する場合にも、VTテクノロジを搭載した機種をお勧めします)
仮想化において、仮想マシンを複数同時に起動した場合、もっともネックになりやすいのは、ディスクアクセス速度です。「VTの有無はI/Oに大きく影響する」「仮想マシンの複数稼働には、I/O速度が重要」ということから、以下のようなことが結論づけられます。
・仮想マシンを多数起動する場合は、「VTテクノロジを搭載した、ディスクの速いサーバ」が必要
・VTテクノロジは、I/O負荷の大きなサーバにも必要
・逆にいえば、仮想マシンが少なく、I/O負荷も小さい場合、VTテクノロジはそれほど重要にはならない
(補足:64bit OS導入の際にもVTテクノロジは必要になります。たとえば、Windows Server 2008 R2を仮想環境にインストールしようとしても、VTテクノロジを搭載していないサーバではインストーラが正常に動作しません)
当店は、仮想化技術を利用したサーバの販売実績も多数ございます。仮想化技術導入の際は、ぜひご相談ください。

新品 Fujitsu PRIMERGY TX100 S1
ottoカスタムモデル
[VTテクノロジなし]デュアルコア Intel Pentium Processor E5200
2.5GHz搭載のタワー型サーバー
仮想化実験用に最適です。複数の仮想マシンを同時に利用する場合にはおすすめできません。

新古 Fujitsu PRIMERGY RX100 S5 PGR1051BA2 カスタムモデル(intel Xeon E3110)
[VTテクノロジ搭載]デュアルコア Intel Xeon Processor E3110 3GHzのエントリー1Uラックマウント型サーバー
VTテクノロジ搭載1Uサーバのエントリーモデル

新品 IBM System x3550 797882J SASカスタム
[VTテクノロジ搭載]クアッドコア Intel Xeon Processor X5470
3.33GHz搭載の1Uラックマウント型サーバー
メモリ8GB、SAS 300GB 15k x2 HDD搭載。仮想化環境でも高いパフォーマンスを発揮できます。
発売されたばかりのIntel Xeon 5xxx系最速CPU "W5590"を2基搭載したワークステーションHP Z800 Workstationを現在店舗にてデモ中です!
今回は Intel Xeon W5590 x 2の速度を実感していただくため、Cinebench R10にてベンチマークを実行しました。
これは3DCGソフトウェアCINEMA 4Dのレンダリングエンジンを使用したベンチマークソフトで、実環境にきわめて近い処理速度の測定を行うことができます。
結果は以下の通りです。

なんと…… 32271 (TurboBoost有効時)という結果になりました!
参考までに、他機種の結果を一覧表にまとめてみました。

・一般的なワークステーション(Core 2 Quad Q9650搭載の HP xw4600)の2.73倍
・Core i7 Extreme Edition 975 (Bloomfield, 3.33GHz)の1.96倍
・Mac Pro (Early 2008) カスタマイズ 3.2GHz 8Coreモデルの1.69倍
・Mac Pro (Early 2009) カスタマイズの最速モデル(Xeon X5570 x2搭載)と比較しても1.32倍
まさに圧倒的です!
Intel Turbo Boost Technology
Xeon W5590は、一定の条件を満たす場合に、CPUの動作クロックを 3.3GHzからさらに向上させて動作します。
マルチスレッドアプリケーションでも処理速度は向上しますが、マルチスレッドに対応していないアプリケーションの場合、さらに高い処理速度を実現します。
QuickPath Interconnect
従来のFSBに置き換わる QuickPath インターコネクトテクノロジにより、2x6.4GT/s (2プロセッサ構成により、4x6.4GT/s) という圧倒的なデータ転送速度を実現します。
大量のデータ処理を行うCG、CAD、サーバなどに最適です。
DDR3 R-DIMM トリプルチャネル
DDR3 (PC3-10600) R-DIMMを 3 Channel 接続することにより、DDR2-800 デュアルチャネル環境と比較した場合のデータ転送速度は 12.8GB/secから32GB/secとなり、飛躍的に速度が向上します。
Hyper Threading
仮想的に1プロセッサコアあたり2スレッドの処理を同時実行できるため、Xeon W5590 x 2 CPU環境の場合 16スレッドの処理を同時に実行することができます。
この圧倒的な処理速度を体感してみませんか?
以下の構成にて、当店にて実際にデモ中です!ぜひ一度ご覧ください。
CPU : Intel Xeon W5590 (3.33GHz, Gainestown(Nehalem-EP) , L2 Cache/4x256kB, L3 Cache/8MB, QPI 2x6.4GT/s, Quad Core, HT, TDP 130W) を2基搭載
Chipset : Intel 5520
RAM : 24GB PC3-10600 R-DIMM
HDD : SAS 146GB 15000rpm
VGA : NVIDIA Quadro FX 3800 ( VRAM 1GB )
RAID : LSI Logic SAS RAID 1068E 8Port SAS Controller
NIC : Broadcom 5764 GbE x2
OS : Windows XP Professional x64 Edition
光学ドライブ : DVDスーパーマルチ (二層記録対応, LightScribe対応)
電源 : 80PLUS SILVER対応 1110W
冷却 : 水冷式
その他 : EIST、TurboBoost、HyperThreadingなどを有効化
販売だけでなく、レンタルも取り扱っております。
「このプロジェクトを乗り切るために、レンダリングの速いマシンが欲しい……けど、ハイスペックなマシンを新規購入する予算がない」というお客様は、ぜひレンタルをご検討ください。
以下にベンチマークのログを記載します。
CINEBENCH R10
****************************************************
Tester : otto
Processor : Intel(R) Xeon(R) CPU W5590 @ 3.33GHz
MHz : 3330
Number of CPUs : 16
Operating System : WINDOWS 64 BIT 5.2.3790
Graphics Card : Quadro FX 3800/PCI/SSE2
Resolution : <fill this out>
Color Depth : <fill this out>
****************************************************
Rendering (Single CPU): 4598 CB-CPU
Rendering (Multiple CPU): 32296 CB-CPU
Multiprocessor Speedup: 7.02
Shading (OpenGL Standard) : 6714 CB-GFX
****************************************************

カテゴリー: tech
コストをかけずにシステム全体の信頼性を向上させたいお客様は、現在稼働中のサーバをコールド・スタンバイ構成へ移行させてみてはいかがでしょうか?
コールド・スタンバイ構成とは、同じ設定をしたサーバを待機させておき、ハードウェアが故障した場合にそちらへ交換する方法です。
ホット・スタンバイ構成の場合はリアルタイムにデータの同期を取るため、故障時ダウンタイムの大きな低下が図れますが、導入・運営コストが比較的高くついてしまうデメリットがあります。
しかしコールド・スタンバイは、同じ構成のハードウェアを準備するだけで構成できますので、ホット・スタンバイと比較するとシンプルで手間がかからず、なおかつ構築費用も安くすむメリットがあります。
たとえば、Oracle 10gやSQL Server 2005などは、コールドスタンバイ構成の場合、別途ライセンスを用意する必要がありません。
サーバ2台での冗長化を行う場合、ホットスタンバイ構成の場合は2台分のライセンスが必要になりますが、コールドスタンバイの場合、1台分のライセンスで運用できます(ただし、2台のサーバを同時に使用することはできません)。
コストが安くすむ反面、故障時のダウンタイムはゼロにならず、ホットスタンバイほど厳密な信頼性は確保できません。しかしそれでも、故障時にハードウェア調達やソフトウェアのインストールなどの作業が必要なくなるため、スタンバイ構成を取らない場合と比較すると劇的にダウンタイムを短くすることができます。
ホット・スタンバイ構成と比較すると、コストも手間もかからないため、ネットワーク管理専用要員がおらず、「サーバの信頼性を向上させたいけど、人的リソースを割けない」「信頼性は欲しいけど、予算が厳しい」企業様に特におすすめできます。
当店には現行品だけでなく、HP ProLiant DL360 G4pなど、メーカによる生産が終了したサーバ製品も取り扱っておりますので、現在稼働中のサーバをコールド・スタンバイ構成に移行したいお客様はお気軽にご相談下さい。