PRIMERGY TX100とFreeNASで、超かんたん格安静音ファイルサーバを構築しよう |
サーバ本体に搭載可能なハードディスクの容量は限定されます。たとえば1Uラックマウントサーバでは、一般的に3.5インチHDDで2台/2.5インチHDDで4台(拡張した場合で6台)程度しか搭載できません。現段階では、3.5インチ最大容量の2TBハードディスクを2台で4TBが限界です。
しかし、外部ストレージを利用すれば、それを大幅に増やすことができます。本体だけでは2x2TB = 4TBですが、Drobo Pro/Elite 1台で +16TB。合計20TBとなり、約5倍のディスク領域を実現できます。
ハードディスクを最大まで搭載した状態で容量が不足したとしても、通常ならば、それ以上は増設できないのであきらめるしかありません。
しかし、外部ストレージならば、単に本体を2台、3台と増やすだけで、簡単に容量を稼ぐことができます。100TB超えのストレージも、実現可能です。
そこで今回は、Drobo Pro/Elite を、 iSCSIストレージとして VMWare ESX/ESXi から利用するための手順を解説します。

Drobo Dashboardを開き、「高度な制御」ボタンをクリック。

ツールメニューの「ボリューム管理」をクリック。ここから、ボリュームを追加できます。

ボリュームを作成するので「ボリュームを作成」ボタンをクリック。

VMWare側でフォーマットするので、「なし」を選択します。

VMWare ESX/ESXi 4の仕様として、2TBを超えるiSCSIパーティションをマウントすることができません。そのため、今回は2TBを指定しました。
2TBを超える大容量パーティションは、仮想OSにiSCSIイニシエータを導入してiSCSIボリュームをマウントすれば、利用可能です。

まだボリュームは作成されていません。「変更を送信」をクリックし、ボリュームの操作を確定します。

ここで「はい、変更を」ボタンをクリックすると、新しいボリュームが作成されます。

新しいボリュームを作成しています。

新しいボリュームが作成されました。

Drobo Dashboard の「高度な制御」→「設定」を押すと、この画面になります。必要な情報なので、メモを取っておいてください。
以上で、Drobo上の作業は終了です。次からはVMWare vSphere Clientで作業を行います。

まず、iSCSIのボリュームをマウントします。「構成」タブの、ハードウェア→ストレージアダプタ メニューから、「iSCSI Software Adapter」を選択し、プロパティを選択します。

「追加」ボタンをクリック。

iSCSIの接続先(DroboのIPアドレス)を入力します。

「はい」をクリック。

成功すれば、このようにiSCSIターゲットが表示されます。

左側の「ストレージ」をクリックし、右上の「ストレージの追加」をクリックします。

「ディスク/LUN」を選択。

先ほどDroboで作成したiSCSIボリュームを指定します。

「次へ」をクリックします。
ここで "ホスト構成中のエラー : Failed to get disk partition information" と表示される場合は、Droboにてパーティションサイズを2TB以下に縮小してください。VMWare ESX/ESXi 4の制限で、2TBを超えるiSCSIパーティションはマウントできません。

データストアの名称を入力します。

ブロックサイズを入力します。ほとんどの場合は、デフォルトで問題ありません。1

「次へ」をクリックすると、データストアが作成されます。

このように、データストアが追加されていれば成功です。
仮想マシン作成時の手順は、ローカルのハードディスクに仮想マシンを作成する場合とほぼ同じですが、ひとつだけ手順が異なります。

データストアを選択する際に、先ほど作成したiSCSIのデータストアを選択します。

あとは通常通りOSをインストールできます。
ワークステーションご購入の目安
当店にはエントリーからハイエンドまで、数多くのワークステーションの取り扱いがございます。
エントリーからハイエンドまで、いくつかのワークステーションの性能の目安を掲載しますので、機種選びの際にご利用ください。 掲載されている数値は"PassMark"のベンチマーク結果です。
参考用 / Celeron 440 : 564![]()
現在でも広く利用されている一般的なシングルコアCPUですが、ワークステーションとしては非力です。
参考用 / Intel Xeon(Netburst) 3.00GHz x 2CPU : 1241![]()
旧世代のサーバやワークステーションでよく使われていた構成です。当時としては高性能でしたが、もはや動画編集等を行うには非力です。
参考用 / Core 2 Duo E6600 : 1,485![]()
まだ現役で広く利用されているデュアルコアCPUです。オフィスアプリケーションやウェブブラウズ等は快適にご利用いただけますが、動画やCG等をメインに行う場合にはパフォーマンス不足だと言わざるをえません。
参考用 / Core 2 Quad Q6600 : 2,958![]()
まだ現役で広く利用されているクアッドコアCPUです。このあたりならばまだ現役ですが、最新の8コア機種なら、さらに高いパフォーマンスを発揮できます。
lenovo ThinkStation S10 6483-AJ5 (Core 2 Duo E8400 / 3.00GHz , 2コア) : 2,224![]()
お求めやすいデュアルコアのワークステーションです。
HP xw4600 workstation VK111#ABJ (Core 2 Duo E8600 / 3.33GHz , 2コア) : 2,628![]()
Core 2 Duoの最高クロック品です。シングルスレッドアプリケーションでは、上位機種に劣らない性能を発揮できます。
HP xw9300 workstation (Opteron 285 / 2.6GHz x 2CPU , 計4コア) : 3,005![]()
デュアルコアOpteronを2つ搭載した計4コアCPU搭載のワークステーションが、衝撃の特価です……が、ドライバ周辺が難しい機種ですので、玄人向けです。
4コアにもかかわらず、2コア機種と同価格帯ですので、ドライバ関連を自己解決できる方には、とてもお買い得な機種です。
DELL Precision 390 (Core 2 Extreme QX6700 / 2.66GHz , 4コア) : 3,346![]()
Core 2 Extreme QX6700を搭載したワークステーション。SAS HDD搭載です。
HP xw9400 (Opteron 2224SE / 3.2GHz x 2CPU , 計4コア) : 4,577![]()
水冷システム搭載で静かな 計4コアCPU搭載のワークステーションです。
HP Z400 NZ248PA#ABJ (Xeon W3570 / 3.20GHz , 4コア) : 6,993![]()
最新世代のXeonを搭載した、hpの最新ワークステーションです。
HP xw8600 (Xeon X5450 / 3GHz x 2CPU , 計8コア) : 8,895![]()
クアッドコアCPU2基とメモリ32GB搭載した、とても高スペックなワークステーションです。
グラフはCPUのみの数値を表したものですが、こちらの機種はメモリを32GB搭載していますので、実環境ではさらなる高いパフォーマンスを期待できます。
HP Z600 NZ258PA#ABJ (Xeon X5570 / 2.93GHz x 2CPU , 計8コア) : 11,346![]()
最新世代のクアッドコアXeonを2基搭載した、当店在庫では最速のワークステーションです。メモリ4GBですが、最大48GBまで搭載可能です。
カテゴリー: tech
・本体にHDDが3台以上搭載されている。
・FreeNAS 0.7.1 stable (AMD64)がインストールされている。
新世代のRAID「RAID-Z」で高速ストレージを構築しよう(1)と、PRIMERGY TX100とFreeNASで、超かんたん格安静音ファイルサーバを構築しようの記事を、あわせてご覧ください。
・FreeNASのZFSは多くの本番環境で運用されていますが、記事執筆時点では、基本的に「実験的」リリースです。自己責任でご利用ください。
(FreeBSD 8.0ベースのFreeNASでは、ZFSがv13となり、プロダクションレベルに達しています)
メニューの[ディスク]→[マネージメント]から、ディスクを追加。
マウント時にファイルシステム事前フォーマットを「ZFS storage pool device」にしておく。
ここからは、メニューの ディスク→ZFS を開いて作業します。
[プール]タブの[仮想デバイス]を選択
名前:仮想デバイスの識別名称を入力
タイプ:(RAID-Zは「シングルパリティRAID-5」。RAID-Z2は「ダブルパリティRAID-5」を選択)
デバイス:RAID構築するディスクを選択します(3台以上)
[プール]タブの[マネジメント]を選択
名前:プール名
仮想デバイス:先ほど作成した仮想デバイス
こうなればOkです。
サイズがRAID構築に利用したディスクを単純に合計したぶん(つまり、パリティの容量を考慮しない)表示されています。
[データセット]タブの[データセット]を選択
名前:データセット名(マウント名称になります)
プール:先ほど作成したプール名称
圧縮:通常はOFFで利用します。
ディスク領域が少ない場合は"gzip-9"等と指定するとディスク圧縮機能が働きますが、パフォーマンスが低下します。圧縮率は9段階で指定可能。
こうなればOkです。
メニューの、[サービス] > [iSCSIターゲット] を選択。
デフォルトのままで、右上「有効」のチェックを入れ「保存して再起動」をクリックします。
[ターゲット]タブの[エクステント] 右下の + をクリック。
エクステント名:iSCSIエクステントの識別名称
タイプ:ここでは「ファイル」を指定します
パス:ディスクイメージのパスを指定します
ファイルサイズ:このiSCSIエクステントに割り当てるディスク領域を指定します
※ここの容量を2TB以上に設定すると、Windows 2000/XP/2003(nonSP)等でマウントできません。これらのOSで利用する場合は、2TB未満の容量を指定してください。
[ターゲット]タブの[ターゲット] 右下の + をクリック。
エクステントの設定
基本的にデフォルト設定のままで「保存」をクリック。
これでiSCSIの構築は完了です。
Windowsマシン等からマウントして利用することができるようになりました。Microsoft iSCSI Software Initiatorを利用すれば、このiSCSIボリュームをマウントできます。
(パフォーマンスを発揮するには、専用iSCSIカードの導入をおすすめします)
ここからは、VMWare vSphere Clientでの作業になります。

VMWare vSphere Clientを起動したら、[構成]タブ の [ハードウェア] → [ストレージアダプタ]をクリック。そして、iSCSIソフトウェア・アダプタを選択して「プロパティ」をクリック

[構成...]をクリック

[有効]にチェックを入れ、OKボタンをクリックしてウィンドウを閉じる。
その後[動的検出]タブの[追加]をクリック

構築済みのFreeNASサーバのIPアドレスを入力
「ホストバスアダプタを再スキャンすることをお勧めします」というダイアログが出るので、「はい」をクリック。

iSCSIターゲットが表示されます。

[ストレージ]の[ストレージの追加]をクリック。

ディスク/LUNを選択。

先ほど構築したiSCSIターゲットを選択

ディスクが検出されるので、そのまま「次へ」をクリック

データストア名を入力

デフォルトのまま「次へ」をクリック

「終了」をクリック

これで、仮想マシンにiSCSIディスクを指定可能になりました。
サーバ本体のHDDには限りがあります。いくら大容量のメモリと高速CPUを搭載していても、ストレージに限界がくれば、新しい仮想マシンを作成することはできません。
そのような場合でも、このようにiSCSIで外部ストレージを接続すれば、ストレージ問題を解決することができます。
iSCSIストレージは難しくありません!RAID5で高いパフォーマンスを発揮しようとすると、どうしてもRAIDカードなどのコストがかかってしまいますが、それもFreeNAS + RAID-Zを使えば解決です。
当店にご相談いただければ、このようなソリューションに最適なサーバをご提案させていただきます。
仮想サーバとストレージは、ottoserverにご相談ください!
ファイルサーバに最適な、静音・小型・低価格サーバ!
CPU は非力ですが、そのぶん省電力で、ファイルサーバなら必要充分です。
節電サーバとしてもおすすめ。
クアッドコア Xeon 搭載のエントリーサーバ。扱いやすい人気機種です。
カテゴリー: tech
現在、ストレージシステムで広く利用されているRAID-5には、以下の欠点があります。
これらの問題を解決するのが、新世代のRAID「RAID-Z」です。

RAID5の場合
RAID-Z (メモリ8GB)の場合

(参考)メモリ1GBの場合
(参考)メモリ512MBの場合
| iSCSI接続での書き込み速度ベンチマーク | |||||
|---|---|---|---|---|---|
| Seq/Read | Seq/Write | Random (512k) | Random (4k) | Random (4k/QD32) | |
| RAID5 | 58.03 | 22.30 | 18.42 | 0.699 | 0.278 |
| RAID-Z 8GB RAM | 91.99 | 62.47 | 43.44 | 4.206 | 0.753 |
| RAID-Z 1GB RAM | 81.12 | 44.49 | 23.96 | 0.811 | 0.419 |
| RAID-Z 512MB RAM | 68.35 | 16.76 | 9.187 | 0.652 | 0.366 |
メモリ8GBの場合は読み書きがすべて大きく高速化されています。
512MBの場合は逆に速度が落ちてしまいました。RAID-ZはZFSを使用するため、大容量のメモリが必要です。
(ちなみに、一般的には「最低2GBのメモリが必要」と言われているようです)
RAID-Zの導入には、以下の環境が必要です。

今回の記事を簡単にまとめると、以下のようになります。
・RAID-Zは、RAID5を改良したもの。次回は、VMWareにFreeNASで構築したRAID-ZストレージをiSCSIで接続し、iSCSIストレージに仮想マシンをインストールします。
ファイルサーバに最適な、静音・小型・低価格サーバ!
CPU は非力ですが、そのぶん省電力で、ファイルサーバなら必要充分です。
節電サーバとしてもおすすめ。
HDDの低価格化に伴い、2TBを超える大容量ストレージの構築を希望するお客様が増えています。
現在一般的に利用されているパーティションテーブルはMBRですが、MBRで表現可能なセクタは4,294,967,296までという制限があります。
4,294,967,296セクタ x 512バイト = 2,199,023,255,552バイト=2テラバイトとなるため、MBRでは2TBまでのパーティションしか扱えません。
2TBを超えるパーティションを扱うためには、OSとRAIDカードがGPT(GUIDパーティションテーブル)に対応している必要があります。
たとえばRAIDカードでは、当店にて取り扱いのある ARC-1680iX や、富士通PRIMERGY RX300/S3内蔵RAIDカード などが対応しています。
・Windows 2000
・Windows XP 32bit
・Windows Server 2003 (SPなし)
・Windows XP 64bit
・Windows Vista 32bit
・Windows Vista 64bit (SPなし)
・Windows 7 32bit
・Windows Home Server
・Windows Server 2003 (SP1以上)
・Windows Server 2008 32bit
・Linux(※ディストリビューションにより対応状況は異なります)
・Windows Vista 64bit (SP1以上)
・Windows 7 64bit
・Windows Server 2008 64bit
・Windows Server 2008 R2
・Linux(※ディストリビューションにより対応状況は異なります)
以上が大容量ストレージの利用における注意点となります。
せっかく大容量ハードディスクをそろえても、OSとハードウェアが対応していければご利用いただけません。
当店であれば、大容量ストレージの動作確認済みモデルを取りそろえておりますので、お気軽にご相談ください。
中古 Fujitsu PRIMERGY RX300 S3 ストレージモデル
2TB HDD 6台でRAID5構築&動作確認を行い、安心してご利用いただける大容量ストレージモデルです。
新品 ARC-1680ix-12/4G
Intel製組み込み向けデュアルコアCPUと、大容量4GBキャッシュを搭載したハイエンドRAIDカード!